兵庫県姫路市に建つ３世帯が住む個人住宅です。北側接道の29坪の土地に５人が住む多様な生活の場が必要与件とされ、北向きの狭小地にいかに明るい空間を積層させるかが課題であった。そこで明るさの問題の解法として、３層の独立した生活スペースを積層させ、吹抜けサンルームと階段廻りの竪空間を付加し、トップライトから各フロアに光が落ちる構成とした。サンルームに面したダイニングは、気候の良い時期に建具を開放すると半戸外の様な心地良い空間となることを狙っている。ファサードは視線を調停する様々な壁と窓によって面分割し、内部と外部のコミュニケーションによって街へと表情を与える構成とした。
コメントは受け付けていません。